最近時間を見つけてはフランク・オコナ―のFirst Confessionの和訳をしてます。

適切でないとは思いますが、自分の為に3段落目まで訳したものとコメントをのせときます。

 

 

 すべての災難の始まりは、ぼくのおじいちゃんが亡くなって、おばあちゃん―ぼくのお父さんのお母さんと―同居をしたことだった。順調な時でも、一家の関係には緊張があったが、問題をより悪くさせたのは、ぼくのおばあちゃんは本物の田舎者で、街での生活にまったく馴染めていなかったことだ。おばあちゃんは太っていて、老いた顔はしわくちゃで、そしてお母さんが物凄く怒ったことに、家を裸足で歩き回ったのだった。おばあちゃんは「ブーツはわたしを不自由にさせるんだ」なんて言っていた。食事(原文はFor dinnerだったけど、夕食ではなくメインの食事という意味なはず)の時には、ジョッキ一杯のポーター(イギリスの黒ビールのこと)と、鍋いっぱいのじゃがいも、そしてたまに塩漬けのタラ(イギリスでsalt fishと言えばタラ!)を食べていた。おばあちゃんはテーブルの上に直接じゃがいもを注ぎだし、フォークのつもりで(by way of ~)指を使って、大いに味わいながらゆっくりそれらを食べた。

 さて(文頭nowは話題の転換)、一般的に女の子は気難しいと思われてるし(butだが逆説じゃないのでandで訳した)、ぼくもそのことから最も被害を受けていた一人だった。ぼくのお姉ちゃんのノラは、おばあちゃんに媚びて毎週金曜日に引き出される老齢年金からペニーを得ようとしていたのだ。ぼくにはそんなことできなかった。ぼくは正直すぎたし、それがぼくの悩みだった。それと、ぼくがビル・コネルという特務曹長(the sergeant-major)の息子と遊んでいた時、おばあちゃんがショールの下からビールのジョッキを(隠せず)突き出して道を上がっていくのを見て、ぼくは恥ずかしくなった。ぼくは彼が家の中に入らないよう言い訳をした。家に入ったらおばあちゃんがぼくたちに何をするか全くわからなかったからだ。 

 お母さんが仕事に行っていて、おばあちゃんがご飯を作ったとき、ぼくはそれに手を付けなかった。ノラはぼくに食べさせようとしたが、ぼくは自衛のためにパン切りナイフを持ってテーブルの下へと隠れた。ノラは怒っているというふりをして(もちろん、彼女はそうでは(怒って)なかったが、お母さんは彼女のことをお見通しだったので、グラン(おばあちゃん)の見方をした。)ぼくを追いかけてきた。ぼくはパン切りナイフを手に応戦し、その後彼女はぼくを一人にした。お母さんが仕事から帰り、ぼくの夕食を作るまで、ぼくはそこに立てこもり続けた。だけど、お父さんが遅れて仕事から帰ったとき、ノラはショックを受けたような声で「ねえ、パパ。ジャッキー(ぼくのこと)ったら夕食の時に何をしたか知ってる?」と言い、すべてを話しだした。お父さんはぼくをひどくぶって(flaking 19~20Cにアイルランドで使われたスラング。beatやthrashと同じ意味)、お母さんは仲裁に入った。その後何日もお父さんはぼくと口をきかなかったし、お母さんはノラとほぼほぼ会話しなかった。これも全部あの老婆のせいで!誰も知らないだろうけど(God knows)、ぼくははらわたが煮えくり返るところだった。 

 

of course, but she knew Mother saw through her, so she sided with Gran

 3段落目の括弧の中、お母さんが何をお見通しなのかわからない……。